朝、稲の様子を見に行った。
昨日の雨と朝露で結構濡れている。
乾くまで時間がかかるので、作業開始は11時と決める。
さて、いよいよ作業開始。
一見、順調に稲刈りしているように見える。
しかし、実はとんでもないことが起こった。不安的中・・・
11時過ぎ、田にコンバインを入れ、刈り始めようとしたら
「あれ?刈り取りする部分の刃やベルトが動いてないよ。」
あちこちさわっていたら動き出した。
さあ刈るぞ。
3mほど進んだとき、コンバインの下に籾がポロポロ落ちているのが見えた。
慌ててコンバインを止め下のカバーを外してみたら、なんと!
20㎝、10㎝ほどの小さな窓が開いている。
そこから籾が落ちているのだ。
ふたがして無い?
そう。あるはずのふたが無いのだ。
ここは応急的にふたをつくって入れるしかない。
急いで家に戻り、ふたになりそうな四角い空き缶とハサミを持ってきた。
しかし、さすがにハサミでは金属は切れない。
ジュンテンドーに行って、金切りばさみを買ってくることにした。
金切りばさみと、さらに20㎝、10㎝の大きさのステンレスの板を見つけたので、それも買って急いで戻った。
あれ、相棒がコンバインに乗って移動していた。
なんと、普通のハサミで空き缶を切ってふたを作り、はめ込んでいたのだ。
「すごい!よくやったね!」
ところが、どうも様子が変なのだ。
「コンバインが前に進まない。」
「え?バックしてみたら?」
しかし、前にも後ろにも動かない。
しかも、籾は四角い窓だけでなくその下の2㎜ほどのすき間からも漏れているのだ。
どうにもならないので、田植機の世話をしてくれたクボタのお兄さんに電話した。
「それはベルトが切れている可能性が高いな。」
お兄さんが来るまで自宅待機。
30分ほどしてようやく来てくれた。
その結果、ベルトが切れていた。
さらに、あり得ないのだが、なんと籾を貯めるタンクの下のカバーが二カ所、付いていない。
「多分、整備したときに付け忘れたんじゃないかな。」
その後のお兄さんの言葉が胸に刺さる。
「買い取り店は見栄えばかりきれいにして、中身は見ないところが多いからなあ。」
「農家さんから直接買う方がまだましですよ。」
「部品は注文しますけど、来るのは台風明けかなあ・・・。」
一緒に稲刈りを始めた隣の田の老夫婦が気の毒そうにこちらをみておられる。
袋取りのコンバインですでに稲刈りを終了されたのだ。
こちらのコンバインは3条刈りで、刈り取った籾は秋大将に移し、乾燥機へ流し込んであっという間に終了する予定だった。
世の中は予定したとおりには進まない。
けっきょく、そのお隣のコンバインをお借りして稲刈りを続けたのだった。
お借りしたコンバインでの作業⇒https://youtu.be/v6MWXJnpR0Y
順調に動く借りたコンバインとカラス、動かない3条刈りコンバイ、刈り取りの終わったお隣の田
夜7時過ぎにようやく終了。
この後、軽トラに乗せた袋を乾燥機へ運び、乾燥の作業が待っている。
台風前に、請け負っている人の田ではなく自分とこの田を最初に稲刈りした。
それは、初めて使うコンバインや乾燥機をまず自分ところで試してみて、その後に請負のお家の田に進むという予定だったのだが、トラブってしまった。
やはり地元で機械を買うべきだったな・・・
この後請け負った方たちの刈り取りをどう進めようか。皆さん待っておられるのに・・・
京都府舞鶴市の中筋小学校体育館を中心に活動している中筋Jrバレーボールクラブです。なかなか勝てない弱小チームですが、何とか市内でベスト4に入れるように頑張っています。