2024年08月31日

中筋稲サポだより 8/30 戻ってきたコンバイン!だったけど?


ヤフオクで買ったコンバインが、修理を終えて返ってきた!

3条刈りだから、お借りしていた2条刈りコンバインより速く刈れる。

快調コンバイン.jpg

◇コンバインの動画 ⇒ https://youtu.be/X0mmroPJFsQ


しかもアンローダ付だから、籾(もみ)を袋にいれなくてもよい。(籾とは殻が付いた状態のお米)

アンローダって便利.jpg

アンローダを通って、軽トラックに乗せた秋大将へ直接いれる。

この秋大将には下にモーターが付いており、そこへパイプを繋ぐと、乾燥機の中へ籾を直接流し込むことができる。


楽だ-!

今までの袋運びは何だったのか。文明の利器は有り難い!

さあ3反分の刈り取りをあっという間に終わらせるぞ。(^_^)


ところが・・・

天は、そう簡単には喜ばせてはくれないものらしい。(T_T)


秋大将に満杯の籾を乾燥機に運び込んだ後、さらに刈り進めているときに事件は起こった。


なぜか、コンバインの方向を変えるレバーが重いのだ。

そしてついにはコンバインが曲がらなくなった。


仕方が無い。困ったときの神頼みだ。

前回助けてもらったクボタのお兄さんに電話を掛ける。

「コンバインが曲がらなくなったんだけど、こんなことあるの?」

 「ありますよ。コントロールするベルトが緩んでいるのかも。そうでなかったらギアボックスが壊れているのかも。」

もしギアボックスの故障なら、コンバインを引き揚げて修理しなくてはならない。かかる費用もとんでもない。


あぁ、神様、仏様。この中途半端な状態で稲刈りを中断しなければならないのですか。


仕方が無い。クボタのお兄さんが来てくれるまで、秋大将に集めた籾を乾燥機に流し込みに行った。


流し込みが終わったとき、電話がかかってきた。

「なんとか動いてますよ。刈れるんじゃないかな。」


急いで戻ってみたら、お兄さんがコンバインに乗って操縦している。

なんだかよく分からないが、ベルトに溶けたゴムが挟まっていたらしい。

「今は動くけれど、そのうち駄目になるからベルトは交換した方がいいですよ。」


やった。続きが刈れる。

新しいベルトを注文したのは言うまでも無い。


しかし、クボタで買ったコンバインでは無いのに、ちゃんと見に来てくれる。

ありがたい。このお兄さんはスーパーマンだ。





































posted by にしやん at 07:59| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 稲づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月30日

中筋稲サポだより 8/28 籾が玄米になった!

コンバインの修理ができるまでどうするか。

お隣のコンバインを延長してお借りすることにした。

袋詰め.jpg

重さが20キロから25キロくらいの袋をコンバインから取り外し、軽トラに乗せる。

作業所まで運んで、後ろに見える乾燥機に流し込む。

作業所へ.jpg

流し込むのが結構大変。

乾燥機の横のふたを開け、そこまで袋を持って行き流し込むのだ。

1反(10a)でおよそ400キロから500キロぐらいのお米が穫れるので、この袋を20袋あまり運び込まなければならない。


籾を一晩乾燥させ、翌日に籾すり(籾の周りにある殻を取る作業)をする。

ここからは自動でできるから力は要らない。

◇乾燥機から籾すり機へ

籾すり機へ.jpg

◇籾すり
籾すり.jpg

籾の殻を削り取ると玄米になる。


◇籾すり機から選別機へ
選別機へ.jpg

玄米になったお米は、形が壊れていたり成長が悪かったりする物も混ざっている。選別機は、そういった”くず米”を取り除き、さらに一定の重さの玄米を袋に詰めるための機械。

玄米誕生.jpg

指定した重さになると音楽が鳴り玄米が止まるのでとても便利。


袋取りのコンバインは70歳の私には辛い。

明日も重い袋運びか、と思っていたらクボタのお兄ちゃんから電話がかかってきた。

「修理ができましたよ。刈れますよ。」


 やったー!これで重い袋を運ばなくてもすむ。

明日が楽しみだ!


とこのときは喜んだが、試練はまだ続いた・・・・・

※ 以下次号
























posted by にしやん at 20:31| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 稲づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月27日

中筋稲サポだより 8/26 不安的中 (T_T)

8月25日(月)、台風の影響を心配したが、朝から快晴だ。(*^o^*)

朝、稲の様子を見に行った。

IMG_5585.JPG

昨日の雨と朝露で結構濡れている。

乾くまで時間がかかるので、作業開始は11時と決める。


さて、いよいよ作業開始。

順調か?.jpg


一見、順調に稲刈りしているように見える。

しかし、実はとんでもないことが起こった。不安的中・・・


11時過ぎ、田にコンバインを入れ、刈り始めようとしたら

「あれ?刈り取りする部分の刃やベルトが動いてないよ。」

あちこちさわっていたら動き出した。

さあ刈るぞ。

3mほど進んだとき、コンバインの下に籾がポロポロ落ちているのが見えた。

慌ててコンバインを止め下のカバーを外してみたら、なんと!

20㎝、10㎝ほどの小さな窓が開いている。

そこから籾が落ちているのだ。

ふたがして無い?


そう。あるはずのふたが無いのだ。

ここは応急的にふたをつくって入れるしかない。

急いで家に戻り、ふたになりそうな四角い空き缶とハサミを持ってきた。


しかし、さすがにハサミでは金属は切れない。

ジュンテンドーに行って、金切りばさみを買ってくることにした。


金切りばさみと、さらに20㎝、10㎝の大きさのステンレスの板を見つけたので、それも買って急いで戻った。


あれ、相棒がコンバインに乗って移動していた。

なんと、普通のハサミで空き缶を切ってふたを作り、はめ込んでいたのだ。

「すごい!よくやったね!」


ところが、どうも様子が変なのだ。

「コンバインが前に進まない。」

「え?バックしてみたら?」


しかし、前にも後ろにも動かない。


しかも、籾は四角い窓だけでなくその下の2㎜ほどのすき間からも漏れているのだ。

何してる?.jpg

ふたが無い.jpg


どうにもならないので、田植機の世話をしてくれたクボタのお兄さんに電話した。

「それはベルトが切れている可能性が高いな。」

お兄さんが来るまで自宅待機。


30分ほどしてようやく来てくれた。

その結果、ベルトが切れていた。

さらに、あり得ないのだが、なんと籾を貯めるタンクの下のカバーが二カ所、付いていない。

「多分、整備したときに付け忘れたんじゃないかな。」


その後のお兄さんの言葉が胸に刺さる。

「買い取り店は見栄えばかりきれいにして、中身は見ないところが多いからなあ。」

「農家さんから直接買う方がまだましですよ。」

「部品は注文しますけど、来るのは台風明けかなあ・・・。」


一緒に稲刈りを始めた隣の田の老夫婦が気の毒そうにこちらをみておられる。

袋取りのコンバインですでに稲刈りを終了されたのだ。


こちらのコンバインは3条刈りで、刈り取った籾は秋大将に移し、乾燥機へ流し込んであっという間に終了する予定だった。

世の中は予定したとおりには進まない。

けっきょく、そのお隣のコンバインをお借りして稲刈りを続けたのだった。


お借りしたコンバインでの作業⇒https://youtu.be/v6MWXJnpR0Y

順調に動く借りたコンバインとカラス、動かない3条刈りコンバイ、刈り取りの終わったお隣の田


夜7時過ぎにようやく終了。

あと少し.jpg

この後、軽トラに乗せた袋を乾燥機へ運び、乾燥の作業が待っている。



台風前に、請け負っている人の田ではなく自分とこの田を最初に稲刈りした。

それは、初めて使うコンバインや乾燥機をまず自分ところで試してみて、その後に請負のお家の田に進むという予定だったのだが、トラブってしまった。

やはり地元で機械を買うべきだったな・・・

この後請け負った方たちの刈り取りをどう進めようか。皆さん待っておられるのに・・・






















posted by にしやん at 06:39| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 稲づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする